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骨粗鬆症の診断や治療効果判定のため使用する骨密度測定装置は特殊な機械で、その使用法や測定値の解釈に種々の知識や技術が必要です。
日本には骨密度測定器は数多く導入されていますが、必ずしも正確な測定法やデータの解釈ができているとはいえません。正確な骨密度測定を幅広く日本中の医療従事者に理解していただくため、日本での指導者を育成し、また、国際的な基準に合う技術を身につけようという目的で、今年の1月、東京で、International Society for Clinical Densitometry(ISCD)(国際臨床骨密度学会)のトレーニングコースがありました。
全国から指導的な立場の先生方や技術者の方が出席され、熱心な討論も行なわれました。コース終了後、英語で筆記試験があり、会の終了後、骨密度測定を自ら行なったデータをアメリカに送って結果を判断してもらうコースも設定されていました。
当クリニックの院長はこのISCDのトレーニングコースに参加し、筆記と実技の両方の試験に合格し、Certified
Clinical Densitometrist(CCD)(正確に骨密度測定器を使用して骨粗鬆症の患者さんの治療に当たることができる医者)という資格とCertified
Densitometry Technologist(CDT)(正確に骨密度測定装置を使用して患者さんの骨密度を実際測定することができる技術者)という資格をもらいました。この資格を持っている医療従事者は日本ではまだ多くなく、これからの日本での骨粗鬆症の診療の進歩に活躍が期待されます。
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