患者さんの方を向いた医療について



 医療現場では患者管理という言葉がよく使われますが、当院では患者さんは管理するものでなく、ケアーするべきだと思います。患者さんが病院へ来院されたときだけでなく、仕事をされているとき、家庭に居られるとき、いろんなときにも患者さんのことが考えられるような病院にしたいと考えています。

 そのためには、一人一人の患者さんの話をよく伺い、患者さんのことをよく知り、その人に合った治療を患者さんと一緒に実践していくことが大切だと思います。患者さん自身の治る力も最大限に発揮していただいて、協力して治療を行っていく場所にできればと願っています。


<よい患者? 悪い患者?>
 あの患者はよく言うことを聞いていい患者だとか、少しも言うことを聞かず勝手なことばかりして悪い患者だとか耳にしますが、よい患者、悪い患者は誰の基準でしょうか?医者から見た基準ではないでしょうか?病気になったら、治りたいという気持ちは誰も同じです。どんな患者さんでもきっと治りたいから病院に来られるのでしょう。できるだけ患者さんの気持ちを聞き、よく理解していただいて、治療行為を受けられるのではなく、治療に参加していただきたいと思います。

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